保全漏れをなくしたい
- 本来やるべき作業が抜けてしまうことがある
- 作業が完了したか、どんな作業内容だったかをきちんとチェックしたい
どんなに記憶力に自信があっても、すべてのことを覚えておくのはなかなか困難です。
ですから普通の記憶力の人が、何年に一度行われる法定点検やイレギュラーな作業予定をうっかり忘れてしまうのも無理はありません。
一方、管理者の方の立場からすると、作業がきちんと行われたか、心配になることもあるかもしれません。
「設備管理の匠」を使うことで、作業予定を把握し、作業実績のチェックを行うこともできます。
どのように行うのでしょうか?
ポイント1「保全予定の把握」
設備管理の匠では、保全予定を設定することができます。
保全サイクルの機能を使って周期的な保全予定を作ることも可能です。
そこで設定した予定を検索できますので、
- 保全予定などをあらかじめきちんと把握。
- 作業終了時に完了フラグを立てることで、作業抜けをチェック。
このように、予定をきちんと実施する手助けになります。
こうして把握した予定を出力もできます。
ポイント2「保全予定の出力」
担当者によっては、設備管理の匠を利用しない人もいると思います。
その場合保全予定を印刷しておく必要があるかもしれません。
設備管理の匠では検索結果をCSVで出力したり、「保全カレンダー」という星取表のような帳票様式で、月間、年間の保全予定をExcelファイル落とし込むこともできます。
出力結果を印刷して貼り出したり、配布しておくことで予定の周知に役立ちます。
さらに周知したい場合には、そのためのオプションもあります。
ポイント3「メールでリマインド」
さらに、保全予定を確実に知らせるために、予定をメールで送信するオプションがあります。
「ソフトを起動することはやりたくないけれど、メールは毎日チェックする」
という人は、少なくありません。そんな人に対して、設備管理の匠のメール送信オプションは、大変有効です。
1か月前、1週間前、1日前などあらかじめ設定したタイミングで、保全予定をメールで告知できます。
逆に保全予定日を過ぎてしまって未実施の保全予定の情報もメールで送ることができます。
送信するグループを設定できるので、担当者によって送る保全予定の内容を変えることも可能です。(お客様の環境によって利用できないこともあります)
ポイント4「未実施作業のチェック」
保全の漏れを減らすためには、最終的に作業が終わっているかのチェックを行うことが必要です。
設備管理の匠はそうしたチェックに利用することもできます。
設備管理の匠では作成した予定に、作業完了の報告をそのまま入力できるようになっています。
作業終了後、作業報告を設備管理の匠に入力するルールを作っておいて下さい。
そうすれば、後で管理者の人が保全作業を検索することで、どの作業が残っているのかをすぐにチェックできます。
(お客様によってはチェック機能を深化させて、カスタマイズでユーザーによるチェックを細分化しているケースもあります)