機能詳細
「設備管理の匠」では、設備を構成する基本管理対象を「機器」と呼んでいます。
機器を中心とした「機器台帳」と「メンテナンス(故障・保全)」の管理が「設備管理の匠」の主要な機能です。さらに、データの集計や、関連情報の管理も可能です。
具体的に、機能の幾つかをご紹介します。
※SQL版や英語版の機能も基本的にはこの内容に準じます。WEB版は画面構成は若干異なりますがこれらの内容を網羅しています。
機器台帳管理
- 機器台帳検索
- 検索機能によって、目的の機器台帳をすばやく表示できます。さまざまな条件設定が可能で、各種分類、機器名をはじめ、入力している内容のほとんどが検索対象です。
- 拡大画像を見る
- 機器台帳表示
- 機器台帳は最低限「名称」を設定すれば作成できます。作成した機器台帳を開くと、3つのパートに分かれています。
- ツリー表示部分・・・ 分類をツリーでわかりやすく表示します。
- 機器共通情報部分・・・ 機器の名称など基本情報を表示します。
- 詳細情報部分・・・ 機器の詳細な情報を管理します。
- 拡大画像を見る
- 関連ファイル登録
- 詳細情報の中で、「関連ファイル」は便利な機能の一つです。画像や、Excel、Word、PDF、DXFなどの各種ファイルを登録できます。 登録したファイルは、画面上から起動することができます。
- 拡大画像を見る
メンテナンス情報管理
- メンテナンス情報入力
- 機器台帳を作成すれば、メンテナンスの履歴情報が入力可能です。 故障内容、修繕内容、保全実績、保全予定などを、一元管理する事ができます。 入力しなければならない項目は、極力抑えていますので、作成は簡単です。
- 拡大画像を見る
- メンテナンス情報検索
- 入力されたメンテナンス情報はすべて、検索して一括表示することが可能です。表示期間と、さまざまな条件を組み合わせて検索することで、過去の履歴と、今後のスケジュールを管理できます。メンテナンスごとに関連ファイルの登録もできます。一覧表の中で、実績と予定は色で区別して表示します。
- 拡大画像を見る
- 保全カレンダー表示
- 検索したデータを、Microsoft製のExcel上に「保全カレンダー」として表示する事ができます。保全カレンダーは、「月別」「日別」の出力ができます。(WEB版は画面上に保全予定をカレンダー形式でダイレクトに表示します)
- 拡大画像を見る
統計機能
- 集計条件設定
- メンテナンス情報を集計することも可能です。 集計は、「メンテナンス情報検索」と同様の検索インターフェイスで条件を設定することができます。
集計条件の指定の方法でさまざまな基礎資料が簡単に作り出せるため、分析の際に非常に便利です。 - 拡大画像を見る
- 集計結果表示
- 集計結果は、「年度別」、「半期別」、「月別」に表示することができます。 また、集計の対象項目も「回数」「金額」「作業時間」「停止時間」などを設定できるため、目的にかなった集計を行いやすくなっています。
結果は「CSV」ファイルで出力も可能です。 - 拡大画像を見る
- グラフ表示
- 集計結果は簡単に棒グラフとして表示することもできますので、各種傾向をビジュアルでとらえやすくなっています。
棒グラフは任意の色に変更も可能で、そのまま印刷もできます。
(WEB版ではグラフ表示機能はありません) - 拡大画像を見る
台帳管理機能
- 図書と部品在庫検索
- その他、「図書台帳」「部品在庫台帳」も管理できます。これらの機能で、より多くの情報を一元的に捉えることもできます。
それぞれの台帳も検索機能によって目指す情報に行きつきやすくなっています。 - 拡大画像を見る
- 図書台帳
- 「図書台帳」では機器に関連する紙ファイルの情報などを管理できます。図面などの保管場所を登録しておく場合便利です。内容や保管場所のほか関連ファイル登録もできます。
各機器と情報連携することも可能です。 - 拡大画像を見る
- 部品在庫情報
- 事前に登録された「部品消耗品」について簡易在庫管理機能を備えています。 各機器、またはメンテナンスの画面から入力した出庫、入庫の情報はここに統合して表示されます。
「適正在庫量」を事前に入力し、在庫不足の警告を表示させることも可能です。 - 拡大画像を見る
保全・故障報告書作成機能
Excelで自由に報告書フォームを作成・変更!
具体的にはどのような機能なのでしょうか?
まず、Excelで報告書のフォームを作成します。
報告書とは一つの保全(故障)データごとに1つの帳票を出力という形式の帳票です。
作成したフォームを登録した後は、報告書を作成したいデータを選んで出力するだけです。
報告書は1種類だけでなく、複数種類作ることが可能です。
ですから、部署によって別の報告書フォームにしたり、故障と定期保全で帳票を分けたり、ということもできるのです。
フォームの追加や変更はExcelを使って行うだけなので非常に簡単です。
「データ入力によって、報告書と「設備管理の匠」への入力を両方行うのは大変だ」
と考える現場の方の抵抗感を大きく軽減します。
特に保全、故障データの蓄積をお考えになっているお客様の運用を強力に支援する機能です。
メンテナンスお知らせメール送信機能
保全担当者に予定を通知したい・・・
「設備管理の匠」の中には、メンテナンス予定を入力する機能があります。また、予定を一覧で表示することも可能です。
しかし各担当者が「設備管理の匠」を見なければ、予定を知ることができません。予定をもっと確実に伝える方法はないだろうか?
そんなご要望のなか生まれたのが、「メンテナンスお知らせメール」機能です。
メンテナンス予定をメール送信
「メンテナンスお知らせメール」機能は、あらかじめメール送信対象者、メール送信対象メンテナンスを登録して、所定のタイミングで「設備管理の匠」からメール送信対象者にメンテナンス予定のメールを送付する機能です。
※本機能は、メールサーバのSMTP機能を利用してメールを送ります。そのため、社内(もしくは管理可能な)メールサーバのSMTP機能が利用できることが必須要件となります。ご導入時にはテストが必要です。
※お客様の環境によっては利用できないことがあります。ご希望の方は事前にご相談ください。
部品在庫管理表機能
「設備管理の匠」では部品・予備品・消耗品等の入庫、出庫を入力し、現在在庫数量を管理する機能が備わっています。
入庫、出庫データをさらに活用できるのが、「部品在庫管理表機能」です。ある期間の入庫数・金額、出庫数・金額の集計や、どのような周期で機器の部品交換が行われたのか、ということを細かく知りたい方にとって大変有益です。
ある期間内の日別・月別の入出庫数を知りたい
日付を指定して、検索するとその期間の日別や、日別の入出庫数一覧が表示されます。また、期間内の入出庫数合計も表示することができます。
(日別の一覧)
ある期間内の日別・月別の入出庫金額を知りたい
単価など金額が入力されている場合、入出庫数同様、金額の期間内の一覧表示、集計をすることができます。
(金額表示)
一覧に表示したものはCSVで出力可能です。
機器別の部品利用周期を確認したい
どの機器で部品の交換を行ったかのデータを作っていれば、部品の交換周期を細かく把握することができます。
動作環境
項 目 | 内 容 |
---|---|
稼動OS | Microsoft社製Windows7、8、10、11(英語版も準じます) ※最新のサービスパックをいれてください。 |
データベース | ■標準版・英語版:Microsoft社製 Access形式JETエンジン (Accessのアプリケーションは不要です) ■SQLサーバ版:Microsoft社製 SQL Server 2008以上 |
メモリ(クライアント) | 512MB以上(OSが動作することが条件) |
ハードディスク容量 | インストール時500MB以上の空き容量 |
ディスプレイ | 1024×768ピクセル以上 256色以上 |
利用ソフト | Microsoft .NET Framework (2.0以上、マイクロソフトより無償頒布されています。一部機能を利用する際に必要です。) Microsft Excel(一部機能を利用する際に必要です、基本機能はExcelがなくても動作します。) |
WEB版 | 次のブラウザが稼働するデバイス 「Google Chrome」「Microsoft Edge」「Mozilla Firefox」「Safari」 (基本的に最新版をご利用下さい) |
その他 | CDからインストールする場合、インストール時にCDドライブが必要 |