故障や停止時間を減らしたい
- 最近故障が頻発しているので、少しでも故障を減らしたい
- 故障が発生したときの復旧に時間がかかってしまって、操業に影響を与えてしまうことがある
「設備管理の匠」を導入いただくお客様から、非常に多くいただくお悩み事項です。
では、「設備管理の匠」を導入しただけでこうした問題が解決するのでしょうか?
残念ながら、自動的に故障や停止時間が減ったりするわけではないのです。
しかし、
「設備管理の匠」は故障や停止時間の削減活動を強く支援することはできます。
どのように支援するのでしょうか?
ポイント1「状況の把握と分析」
故障や停止時間を減らすためには、そもそも状況の把握が必要不可欠です。
「設備管理の匠」に日々、故障時の情報、停止時間の情報などを入力することで、
例えば今年度の設備毎の停止時間、故障回数、それらの故障の原因の集計や内容などをすぐに把握することができます。
こうしたデータを利用することで、
- 特に問題がある設備を、重点調査する。
- 点検や部品交換頻度を増やす設備を決定する。
など故障を減らすための次のアクションを立てることができます。
ポイント2「保全予定の把握」
故障を起こす要因の一つは、実施すべき点検や部品交換を忘れてしまうことです。
「設備管理の匠」にあらかじめ決められた、点検や部品交換などの保全予定を入力しておけば、
- 点検や部品交換予定などをあらかじめきちんと把握。
- 作業終了時に完了フラグを立てることで、作業抜けをチェック。
このような利用をすることで、故障の現象に役立てることができます。
ポイント3「作業資料の素早い入手」
停止時間を短くするためには、できるだけ作業時間を短くする必要があります。
応急修理が必要な時に、段取り時間が多くかかると、それだけ停止時間も長くなります。
「設備管理の匠」では、
- 図面や修理用のマニュアル
- 部品リスト
- 過去の修理で依頼した業者の見積もり・報告書
こうした情報を登録できますので、いざ修理を行う場合、「設備管理の匠」上で必要資料を素早く探せます。
ポイント4「担当外の人との情報共有」
突発故障が発生した場合、保全担当者と連絡がつかないことがあります。
もし、他の人が応急処置ができれば少しでも早い設備の復旧につながります。
「設備管理の匠」では複数の人でデータベースを共有できます。ですから、自分の担当外であっても
- 過去に同じようなトラブルが発生していないか調査する
- 設備についてのマニュアルや説明書を探す
このように、他の人が登録した情報を探して、設備の応急処置に必要な情報を入手し、素早い復旧につなげることができます。
ポイント5「水平展開の支援」
ある設備で発生した故障は、同種の設備でも同様に発生する可能性は高くなります。
「設備管理の匠」に同じ機種の情報や、型式の情報などが登録されていれば、
- 同じ機種や同じ型式の設備をすぐに把握して保全方法を検討
- 何かトラブルが起こった時に、同種の設備で同じような事例がないか
このようなことを、簡単に調べることもできます。