設備管理のミニ情報
TPMとは?
TPMとは「Total Productive Maintenance」の略語です。1971年に社団法人日本プラントメンテナンス協会によって提唱された考え方です。
設備管理、設備保全の特定部門がメンテナンスを行うのではなく、組織全体でメンテナンスを実行することによって、各種ロスを取り除きシステムの効率化を図っていく活動です。
具体的には、7大ロス(故障ロス、段取り・調整ロス、消耗品交換ロス、立ち上がりロス、チョコ停・空転ロス、速度低下ロス、不良・手直しロス)を削減するために、小集団活動をベースに、段階を追って最終的には全組織(全社)でロスの削減を進めることになります。
単純なメンテナンス改善の取り組みではなく、清掃活動に始まる現場での取り組みから、教育、組織変革といった経営活動に及ぶ幅広い内容を含み、8つの活動(8本柱)について12のステップで導入を図ります。
基本的に生産活動(製造現場)での考え方がベースになっていますが、どの分野での取り組みにも応用できる面はあると思います。