ニュースレターバックナンバー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■ エコニティ ニュースレター □■ 2015年11月号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

===========================================
 ◎ 目次                 
===========================================

1.設備情報管理のポイント(第90回)
2.お取り寄せチャレンジ(第17回 「からすみ」お試しセット編)
3.エコニティからのお知らせ
4.編集後記

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  1.設備情報管理のポイント(第90回)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

前回も、「保全計画の支援」というテーマの続きでした。
「予測」のための、定量的な分析の方法のうち故障率の現実的な処理方法に
ついて説明をしてきました。

故障率を公式通り計算すると、「故障率=総故障数÷総稼動時間(ここでは便
宜上、設置からの暦日)」となります。
本稿では故障率は「故障モード」ごとに分析すべきだとしています。
そのため、故障回数は大変少なくなります。そうなると故障率の計算時期によ
っては、公式通りの故障率計算による故障率と、直観的な壊れやすさ状態が逆
転することがあります。

この問題は「故障が劣化の進行等によりある程度周期的に起こる」という前提
が抜けていることから発生します。
もし、「最新の故障発生時」時点を基準に故障率を計算したとすればその問題
はある程度解消します。
つまり、最新の故障発生時の周期で今後も故障する、と予想するわけです。

予想された周期で故障が発生しなかった場合はどう考えれば良いでしょうか?
予想時期を過ぎた後は、計算時点現在で故障が発生したと仮定して、故障率を
計算することで誤差を少なくすることができます。

このような話をしてきました。

さて、今回は前回の話をもう少し深めていきます。
前回までの話は、事後保全、つまり故障が発生して修理する、ということが前
提でした。

しかし、保全業務では故障発生を避けるために予防保全を実施することが多く
あります。
それ以前に、「保全計画」を立てるのは、そもそも、予防保全を組み込むた
め、と言っても過言ではありません。

そのため、予防保全を実施する場合、指標としてのMTBFや故障率をどのように
捉えるのか、考えておく必要があります。

さてここでは、予防保全の考え方を次の通り単純化します。

・ある故障モードを避けるための対処を「予防保全」と呼びます。(具体的に
は部品交換などをイメージしてください)
・該当の故障モードは、事後保全であれば概ね周期的に発生するものとします。
・「予防保全」の作業ミス、もしくは何らかの特殊要因で該当の故障モードが
発生することは想定から除きます。
・機械の故障モードは一つで、他の要因(故障モード)の影響は受けないもの
とします。

それではまず、これまで事後保全を行っていた機械を予防保全に切り替えるこ
とを考えてみましょう。

例①---------------------------------------------
該当機械では稼働から6年経過、仮にそれまで2年に1度(つまり3回)、故障が
発生していたとします。
つまりMTBFと故障率はそれぞれ、

MTBF:2年
故障率:0.5/年

です。
この機械で、故障を発生させずコストを抑えた予防保全をするとしたら?
-------------------------------------------------

さて、コストを抑えるためにはギリギリまで保全時期を遅らせる必要がありま
す。
ですから、MTBFで想定される故障発生の直前で予防保全を実施、つまり予防保
全は概ね、2年周期で実施ということにします。

その結果、例えば4年経過して、その4年は故障が発生しなかったとします。
(予防保全として、まずは成功です)

その時、機械のMTBF、故障率はどうなっているでしょう?

稼働後、10年で故障が3回なわけですから、公式通り計算すると、

MTBF:3.3年
故障率:0.3/年

になります。
つまり、故障する可能性が4年前に比べて、減っているということになります。
この結果を、どう考えればよいのでしょうか?

素直に、

「10年たったこの機械のMTBFは3.3年、故障率は0.3/年です」

と言い切ってよいのでしょか?

一度基本に立ち戻って、何のためにMTBFや故障率を算出しているのか、考えて
みましょう。
そもそもこの話は、保全計画を支援するため、定量分析によって「意識が及ば
ないところを可視化する」というところから始まっています。
その一環で、予測をするための指標としてMTBFや故障率を利用しようとしてい
るのです。

従って、公式の計算上何が正しいのか、というよりも見える化につながる、実
態を踏まえた指標になっているのかがポイントです。

実は、前回の事後保全でも問題になった前提を考慮するかが重要になります。
それは、

「故障が劣化の進行等によりある程度周期的に起こる」

という前提です。

予防保全の観点から、この話を少し図示してみます。
ある時点の故障修理以後、保全業務を予防保全に切り替えたと想定しています。

<稼働>→→→<故・修>→→→<保全>(‥→故?)→→→<保全>(‥→故?)→・

※<故・修>:故障後修理
※<保全>:予防保全対応
※(‥→故?):将来故障するであろうという予測

つまり、予防保全で前提にしているのは、

「故障が劣化の進行等によりある程度周期的に起こる」

ために。

「もし予防保全をしなければ、保全実施時期後の将来のある時点、「故障」が
発生するだろう」

ということなのです。

では、その「将来のある時点」とはいつなのでしょうか?
実際にはいつ故障が発生するはずだったのかは、わかりません。

今回取り上げた例①では、次のように考えました。

「最終故障時点でのMTBFから算出される故障時期」≒「将来のある時点」≒
「予防保全時期」

このような考え方のもと、予防保全も概ね2年周期としたのです。
逆に言えば、稼働後10年の時点での予防保全を引き続き2年周期と考えるとす
れば、それは以前と変わらず、

MTBF:2年
故障率:0.5/年

と見なすということです。

つまり、この例では、事後保全の時と同様に「最新の故障発生時」を基準にし
て、MTBFや故障率を組み立てているということです。

実態を考えてみても、保全後、何もしなければ2年くらいでまた故障が発生し
そうだという想定は、違和感が少ないと思います。
一方、保全後、何もしなくても3年大丈夫だ、と考えることはちょっと無理が
あるように思いませんか?

予防保全の時も公式上の計算だけで、MTBFや故障率を考えるとすれば以上のよ
うになかなかうまくいかない、と思われます。

さて、今回はここまでにして、次回もう少し予防保全とMTBF、故障率の関係に
ついて考えたいと思います。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  2.お取り寄せチャレンジ!
    (第17回 「からすみ」お試しセット編)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

今回はカラスミを取り寄せてみました。

カラスミはボラの卵巣を塩漬け後、塩抜き、乾燥させたもので、特に肥前
(長崎)のカラスミは日本三大珍味の一つとも呼ばれています。
ちなにみ他の2つはご存知でしょうか?(答えは最後に。)

カラスミは漢字では「唐墨」と書くそうですが、その昔、豊臣秀吉が肥後の名
護屋(佐賀・唐津)を訪問し、長崎代官の鍋島信正が長崎名産として献上した
際に、形が唐(中国)の墨に似ているので「からすみ(唐墨)と申すものです」
と紹介したことからその名前がついたということです。

今回取り寄せたのはカラスミのスライスとパスタソースが入っているお試しセ
ット
(カラスミのスライス5枚×2袋、パスタソース2食)です。

カラスミのスライスは1枚ずつパックされているので便利です。
大きさは500円玉より一回り小さいくらいなんですが、最初見たときは正直
「ちっちぇぇ」と思ってしまいました。でも魚の卵巣のスライスですからこん
なものですね。
とりあえずは生のまま食べてみました。パックを開けると魚卵系特有の香りが
します。
魚の生臭さが苦手な人はちょっと気になるかもしれません。
一口食べてみると、魚卵の粒々が小さいのでしっとりとした食感です。
明太子の粒々を小さくして、もっとしっかりさせた感じでしょうか。
塩気が少々きつく個人的にはもう少しマイルドな方がいいなと感じました。
ただ、おかげでお酒はすすみました。

その後パスタソースも食べてみました。茹でたパスタにソースをかけて混ぜる
だけですので簡単です。
カラスミは細かくパラパラになっていてそれをふりかけます。
明太子やタラコのパスタと同じようなイメージですが、もう少し濃厚な感じが
してまずまずおいしかったです。

生のままやパスタ以外にも、炙り、お茶漬け、大根サンド、トースト、などい
ろいろな食べ方があるようでおもしろいと思います。

最近カラスミを天日干ししているニュースを見ましたが、ちょうど今がシーズ
ンのようですね。
今回のカラスミはオーストラリア産ボラ使用とのことですが国産の手作りカラ
スミも食べてみたいものです。

さて日本三大珍味のあと2つ。答えは、越前(福井)のウニ、三河(愛知)の
コノワタでした。こちらも機会があれば取り寄せてみたいと思います。


長崎旬彩出島屋
「からすみ」お試しセット 2,160円
http://store.shopping.yahoo.co.jp/dejimaya-netstore/ks-s1999.html


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  3.エコニティからのお知らせ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

■「点検管理の匠」タブレットPC版・「匠のメンテナンスタブレット」試用版
とタブレットPCのお貸出し

「点検管理の匠のタブレットPC版」「匠のメンテナンスタブレット」を自分の
持っているタブレットで試すことができないか」
というお客様は以下のURLよりダウンロードできます。

http://www.econity.co.jp/tenken/index.html#S5

http://www.econity.co.jp/setsubi/trial.html#tab_maint

(GooglePlayに登録されているので「点検管理の匠のタブレット」「匠のメン
テナンス タブレット」で検索していただいてもかまいません)

対象機種は、解像度1024×600、1280×800の7インチタブレット、
AndroidOS3.2以上です。
画面崩れはありますが、上記解像度をほぼ満たす、AndroidOSのスマートフォ
ンでもご確認は頂けると思います。(動作保証はしておりません)

試用版で入力したデータと連動させたいお客様は資料請求をお申し込みくださ
い。(資料請求のCDの中に、接続方法の記載があります)

※タブレットや高解像度のスマートフォンがない場合、タブレットPCをお貸出
しにも対応しています。ただし、台数が限られておりますので、貸出中の場合
にはご容赦ください。
貸出ご希望のお客様は

takumi@econity.co.jp

までご連絡ください。
現在、少し貸出が立て込んでいて、発送が遅れている状況です。

■ご訪問対応について

お客様のご希望により、現地にお伺いしてご相談を承ったり、必要に応じてデ
モンストレーションも実施しています。

・自分の事業所にどのように適用してよいかがわからない
・お試し版のインストールができないが、動作についてできれば確認したい
・欲しい機能を追加することができるかカスタマイズの相談をしたい

例えば、このようにお考えのお客様は、

takumi@econity.co.jp

まで、お問い合わせください。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
5.編集後記
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

この11月15日で、エコニティも設立から15年となりました。
皆様のおかげで、ここまで続けてくることができました。心より、感謝申し上
げます。
下の「エコニティについて」にも記載している通り、もともとソフトウェアの
受託開発を行っていてPC系のソフトウェアの開発支援、ホームページの製作、
WEB関連ソフトウェアの開発、科学技術系のプリポスト開発など様々なことを
やってきました。(もちろん現在でも、それらの業務の一部は続いています)

しかし、設備管理業務と出会ってからは、紆余曲折はありましたが、そうした
分野でのノウハウ、サービス、お客様を少しずつ拡大して今に至っております。
今後も、この分野を弊社の柱として、よりよいソフトの開発や、サービスの提
供をしていく予定ですので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいた
します。


**********************************************************************
■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

ブログ:http://setsubitakumi.blog.fc2.com/

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本ニュースレターが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

**********************************************************************