ニュースレターバックナンバー

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□■ エコニティ ニュースレター □■ 2015年3月号
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 ◎ 目次                
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1.設備情報管理のポイント(第82回)
2.お取り寄せチャレンジ(第10回 さくら チーズ)
3.エコニティからのお知らせ
4.編集後記


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  1.設備情報管理のポイント(第82回)
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前回も、「保全計画の支援」というテーマの中で、「予測」についての話でし
た。
設備情報管理によって蓄積した、「履歴データ」は「経験や勘による予測を補
完する」ために利用ができます。
具体的なポイントは3つあります。
まず、「説得力を増す」ということです。担当者が経験上、そろそろ限界だな、
と感じた時に、

「経験上そろそろ限界です」

という話だけでは説得力が薄くなる可能性があります。
ここでもし、過去のデータによって予測が支持されれば、説得力が増します。
つまり、計画を立てる、予算をつける、このようなことがしやすくなります。

次に「記憶を助ける」ということです。
人間の記憶は、曖昧になることが多々あります。
曖昧な状態では間違いの元です。そんな時に、履歴データがあれば記憶を助け
ることができます。
記録を見ることで、その時の記憶も喚起されて、予測がより正確になります。

このようなことをお話してきました。

今回は前回もう一つ積み残した「意識が及ばないところを可視化する」
についてご説明したいと思います。

いままでご説明したのは、「自分でわかっていることを補完する」ために履歴
データが利用できますよ、ということでした。
しかし、「意識が及ばないところを可視化する」とは、その言葉通り自分で見
えにくいもの、すぐには把握できないものを履歴データによって補完しましょ
う、ということです。

実際にはどのような場面が考えられるのでしょうか?

例えば、設備のちょっとしたトラブルはよくある話です。
あまりにも日常的なのでそれほど意識しないかもしれません。
しかし、そのデータを蓄積して時系列でデータを眺めてみると、そうしたトラ
ブルの回数、トラブルによる停止時間などが徐々に増加していることがわかる
かもしれません。
もしかすると、大きな異常を内包してるのかもしれません。

また、点検や検針を行い、設備の圧力・電流などを確認することはよくありま
す。通常はそれらの値が大きく変動したり、閾値を超えていなければ、特に何
か問題を意識することはないでしょう。
しかし、これもまた時系列で値をとってみると、違った様相になるかもしれま
せん。
値が低下または上昇傾向を示していたり、ある時期に決まって通常と比べて若
干の変動があったり、このような現象が見られることがあります。
こうした内容から劣化や特殊な負荷がかかっていることを把握できることがあ
ります。

このように、過去のデータを定量的に分析すれば、何らかの異常兆候、異常に
至る傾向を見出すことができるかもしれないのです。
もちろん学術的研究と違って、値の変動と異常の因果関係を明確にすることが
目的ではありません。

「おかしいな」

こうした気付きを、まさに可視化できるかどうか、というところがポイントで
す。
おかしいと思えば、それを補強するために詳しい調査ができます。
実際に何か異常があるかどうかはともかくとして、ウォッチすべきターゲッの
ト絞り込みができます。したがって、そこに予算もつけやすくなるわけです。

定量的な分析の例は、次のようなものも考えられます。

・費用や作業時間がかかっている設備をランク化して、年度毎の変動を確認す
る。
・原因別に故障回数を集計して、時系列で原因に変動があるかを確認する。
・点検値とトラブルをプロットすることで、あるトラブルの前に点検値に特定
の傾向があるのかを確認する。
・ライン別に保全費用を比較して、同種のラインで差異があるかどうかを確認
する。

一方、定性的な意味での「可視化」もあります。

少し、施設規模が大きくなると当然一人の担当者が把握できる設備も限られま
す。
しかし履歴データがあってそれを共有していれば、自分が見ていなかった設備
の情報が確認しやすくなります。

これにより、どんなメリットが考えられるでしょうか?

・記録により、経験が少ない担当者ではわからない兆候を読み取ることができ
る可能性がある。
・同種の設備で起こった問題が、自分の担当分の設備でも起こりうるのではな
いか、という予想を立てやすくなる。

色々な現場にお伺いしていると、担当ごとに設備情報が「蛸壺」化している、
という話を聞くことが非常に多いです。
しかし、自分の知見だけでは解決がつきにくい問題は、結構多くあります。

「この設備にどのような異常が起こり得るのか?」

という予測にしても、様々な視点で考えたほうが精度が上がります。
履歴データをお互いに利用しやすい状態にしていれば、お互いに見えなかった
知見を可視化できるということなのです。

繰り返しになりますが、過去の履歴データを統計的に処理して、次の故障や、
最適な整備・部品交換時期を予測するのは、かなり難易度が高いことです。
私は、そこを突き詰めても、多くの場合コストが合わないのではないか、と思
っています。

一方、「経験や勘」による予測は

・曖昧なのではないか?
・不正確なのではないか?
・人によってばらつきがあるのではないか?

という不安も付きまといます。

だからこそ、これまで見てきたように「履歴データ」をうまく活用し、「経験
や勘」を補完することが、そうした不安を解消する手がかりになるはずです。


さて次回は、今回のお話を少し補足します。
「定量的な分析」という話が出てきましたが、履歴データを定量的に活用する
ために必要な技法について少しご紹介したいと思います。


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  2.お取り寄せチャレンジ!
    (第10回 さくら チーズ)
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10回目を迎えました「お取り寄せチャレンジ」。
今回ご紹介するのは、共働学舎新得農場にて生産されている、春らしさ満点の
「さくら」のチーズです。

年々味、品質とも向上を続ける国産チーズですが、とりわけ酪農王国北海道で
作られるチーズは、特に味わい豊かで個性的なものが多い気がします。
この「さくら」チーズもそのひとつです。

桜餅のように桜の葉をぺたりと貼り付け、中央には桜の花をちょこんと載せた
可愛らしくも上品な見た目は、ヨーロッパのコンクールに出品の際、日本らし
いオリジナリティを表現したいという思いから生まれたものだそうです。
そのコンクール、「山のチーズオリンピック」では特別金賞まで受賞した…と
聞いては、是非試さずにはいられないというもの。

というわけで取り寄せました「さくら」チーズ。
……小さいです。スーパーなどで普通に売られているカマンベールチーズが直
径10~12cmくらい?とすると、「さくら」は7cm。掌にすっぽりと収
まるサイズなのです。
正直「これっぽっちか…」などと肩透かしを食らったような気分になることは、
現物を確認できない通販ではありがちですが、ここは「量より質!」と気持ち
を切り替えます。

ナイフを入れてみますと、中は真っ白。見た目はカマンベールに似ていますが、
どうやら別物のようです。10日程度の熟成期間だそうで、かなりのソフトタ
イプの模様。切ったときの感触はどちらかというとチーズケーキに近いかもし
れません。断面も滑らかで綺麗。

さてお味の方は、というと…
口に入れた瞬間、桜の風味がほんのりと香り、やはり桜餅を連想させます。
そして口の中でほろほろと溶けるような、柔らかい舌触り。クリームチーズを
もう少しあっさりとさせた感じ、というと伝わるでしょうか。
チーズ独特の臭みなどはほとんどありません。さっぱりとしていますが、ミル
ク本来の味わいがしました。

なお、「さくら」をさらに1ヶ月熟成させた「さくらのアフィネ」という商品
もあるようです。
もう少しチーズのコクや深みを楽しみたい方はそちらがいいかもしれません。

チーズをお供にして飲むものといえばワインだと思いますが、この「さくら」
には日本酒が合うのでは?と思いつき、試してみたところ大正解!でした。
ちなみにワインでも日本酒でも、若干甘口のお酒の方が合うかと思います。

おまけですが、今回併せてお取り寄せした「牛乳山クリームチーズ」も、とて
も美味しかったです。パンに塗って、また、商品の説明に載っていた「蜂蜜を
かけてデザートとして」ぺろりと食べきってしまいました。

干草をたっぷりと食べた牛が作る冬のミルクは乳脂肪分が高く、それを使って
作られた今時期のチーズは、より豊かな味わいなのだとか。
今まで意識したことはなかったのですが、チーズにも「旬」の季節があるのか
もしれませんね。

いずれのチーズも、すべてこの農場で搾乳されたミルクのみを使って作られて
いるそうで、「さくら」は1~5月中旬までの季節限定、「牛乳山クリームチ
ーズ」も夏季は製造していないとのことなので、ご興味を持たれた方はお早め
にお試しください。


農事組合法人 共働学舎新得農場
http://www.kyodogakusha.org/
お買い物ページ
http://www.kyodogakusha.org/online-shop.html


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  3.エコニティからのお知らせ
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■「点検管理の匠」タブレットPC版・「匠のメンテナンスタブレット」試用版
とタブレットPCのお貸出し

「点検管理の匠のタブレットPC版」「匠のメンテナンスタブレット」を自分の
持っているタブレットで試すことができないか」
というお客様は以下のURLよりダウンロードできます。

http://www.econity.co.jp/tenken/index.html#S5

http://www.econity.co.jp/setsubi/trial.html#tab_maint

(GooglePlayに登録されているので「点検管理の匠のタブレット」「匠のメン
テナンス タブレット」で検索していただいてもかまいません)

対象機種は、解像度1024×600、1280×800の7インチタブレット、
AndroidOS3.2以上です。
画面崩れはありますが、上記解像度をほぼ満たす、AndroidOSのスマートフォ
ンでもご確認は頂けると思います。(動作保証はしておりません)

試用版で入力したデータと連動させたいお客様は資料請求をお申し込みくださ
い。(資料請求のCDの中に、接続方法の記載があります)

※タブレットや高解像度のスマートフォンがない場合、タブレットPCをお貸出
しにも対応しています。ただし、台数が限られておりますので、貸出中の場合
にはご容赦ください。


■オンラインデモについて

「試用版を使っているけれど、使い方がよくわからない」
「アドバイスが欲しい」

などのご希望がある場合でも、デモに来てもらうほどではない、ということも
多いと思います。
そんなときに、ご活用いただきたいのは「オンラインデモ」です。
私どもエコニティで操作するパソコン画面を、自分のデスクに座ったまま見る
ことができますので、気軽にわからないところの確認をすることができます。

詳しくは以下のURLをご覧ください。

http://www.econity.co.jp/setsubi/online_demo.html

<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

■ホームページ改定

大変予定より遅くなってしまいましたが、ホームページは年度をまたいで改定
となりました。
今まで何度もご案内していて申し訳ありません。
ほぼ、対応は完了しており、リリースは4月8日(水)に行います。

どのように設備管理の匠、点検管理の匠を利用できるのか情報提供を強化した
内容になっています。
またリリース時にご案内させていただきます。


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4.編集後記
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最近、東京湾岸のタワーマンションがそろそろ大規模補修時期に入るらしい、
という情報を聞きました。
高層ビルの補修費用は非常に高額で、例えば東京都庁は補修費に700億とも
800億ともいわれる費用がかかるようです。

特に、最近では建築資材も高騰していて、費用はさらに上がることも予想され
ているとか。。。
お役所や商用ビルならともかくとして、タワーマンションの場合には、こうし
た費用をどうするかは、本当に難題になるようです。

作った時はよくても、施設を維持管理していくのは大変だ、ということは日々
お話をお伺いしていて実感します。
しかし、この話を聞いて、遠い将来(遠くもないのかもしれませんが)どうな
るのか、ちょっと恐ろしくもなります。

さて、春も本番になりつつあり、明日から新年度、というところも多いと思い
ます。
弊社でも気持ちも新たに、良いサービスを提供できるようにしていきたいと思
います。


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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

ブログ:http://setsubitakumi.blog.fc2.com/

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本ニュースレターが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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