メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2014年8月号
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 ◎ 目次                
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1.設備情報管理のポイント(第75回)
2.お取り寄せチャレンジ!
  (第5回 COEDOビール 紅赤)
3.エコニティからのお知らせ
4.編集後記


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  1.設備情報管理のポイント(第75回)
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前回も設備情報管理による「保全計画の支援」というテーマの中で、
「コスト」という要素について話をしてきました。

コストには「直接的コスト」と「間接的コスト」があります。

「直接的コスト」は目に見える費用、つまり、実際の保全作業にかかるコスト
ということになります。
材料費、外注費、人件費、更新費などが考えられます。

一方、「間接的コスト」は目に見えない費用、つまり、設備トラブルが原因と
なり、結果として引き起こされる現象によって発生するコストです。
代替処置にかかるコスト、トラブルによって引き起こされる品質異常、生産の
未達による損害、トラブル起因の事故に伴う補償などが考えられます。

「直接的コスト」は、通常、保全計画を立てるうえで基本要素なので、本来き
ちんと網羅しておく必要があります。
ただ、いざ見積もろうとしても、コスト情報を管理しなければ、保全計画での
コスト見積もりがあいまいになったり、時間がかかったりしてしまうかもしれ
ません。

こうした内容で話を進めてきました。

今回はこのコスト見積もりの内容をもう少し深く掘り下げて、見積もりがあい
まいになったり、時間がかかるパターンについて考えていきます。

仮に、コスト情報が管理されておらず、各作業に対する「直接的コスト」
(作業コスト)が全くわからない状態を考えてみましょう。
つまり、今後行う作業がわかっていたとしても、個々の作業コストは見積もれ
ないということになります。

その状態で、保全計画のコストをどのように見積もるのでしょうか?

まず、会計データから前年度(もしくは直近の何年かに)にかかった保全コス
ト総額を調べて、その内容をベースに保全計画のコストを決める、という方法
が考えられます。

また、もっとシンプルに、これまでの経験から大まかにこれくらいかかりそう
だ、というコストの予想をするという方法も考えらえます。

もちろん、この両者の複合でというケースもあります。

こうしたやり方なら、比較的手間をかけずに見積もりができるかもしれません。
しかし、計画の精度の点では、問題があります。

まず、計画と実績との間での乖離が発生する可能性が高くなります。

それだけでなく、例えば保全コストを減らすように計画を立てたいと思っても、
実現性を無視したものになってしまうかもしれません。

「10%、保全コストを削減しよう」

という方針があった場合、乱暴に言えば、

「とりあえず、昨年の数字から10%削った数字を計画に入れておこう」

このように計画時だけの数字合わせに終わってしまうかもしれません。
具体的に何を削減するのか、という実効性がある計画が見えてこないのです。

このような見積もりは、稀にしか行っていない、例外的なものでしょうか?

見聞きした範囲では、実際には数多くの現場でこうした状況が起こり得るとい
う印象を持っています。
意識はしていなくても、結果としてそのようになってしまうことは、少なくな
いように思います。
「保全計画」と意識していないかもしれませんが、次年度の予算を立てるとき
に、こうしたやり方を使っているというお話を聞くことが、何度かありました。
「予算は毎年定額」という話を聞くこともあります。
もし、保全計画をしっかりやろうとした場合、こうしたコスト管理のやり方を
とっているとしたら、変えていかなければならないように思います。


一方で、個々の作業コストを調べて見積もりをするという方法も時々お伺いす
ることがあります。
過去の会計データや、最悪の場合、紙の伝票から類似作業を探して、そのコス
トを確認するというやり方です。
確かに、過去の保全コスト総額を使ったり、経験と勘でコストを見積もるより
は計画の精度は高くなりそうです。

しかし、膨大な時間がかかります。

保全部門の管理職の方で、この作業に毎年かなりの時間をとっているという方
に何人かお会いしたこともあります。
忙しい保全部門で、調査に時間をかけることはかなりのロスになると思います。
計画自体は、じっくり時間かけるべきものかもしれませんが、基礎的なデータ
の調査に時間がかかっては本末転倒かもしれません。

もう一つ見積もり方法があります。
それは、過去の作業コストのデータを管理していて、その内容を利用して見積
もりをする、というやり方です。
作業を行う都度、そのコスト情報を蓄積して、計画時にはその情報を参照しな
がら作業コストを見積る、という考え方です。
つまり、作業コストの情報管理をしっかり行うということです。
この方法であれば、精度の問題や時間のロスをかなり回避することができます。

「データを蓄積するのが面倒じゃないか」

という考え方もあるかもしれません。

しかし、考えてみてください。
多くの場合、保全作業後に、レポート、作業時間の記録、伝票の記載など、作
業に伴ってコスト関係の情報を記述しているのではないかと思います。

そうした情報を記述するときに、後で取り出すことを意識することが、実は情
報管理につながってくるのです。

例えば、レポートに記入する時は手書きをやめてデータベース化する、伝票作
成もなるべく電子化する、作業時間を記録する場合にはどの設備に対して作業
したのか合わせて記録するなど。
つまり、日常業務の中で作業コストの情報入力を組み込むことで、それほど時
間をかけず、保全計画のコスト見積もりの精度を上げることに役立つのです。

以上のように、作業コスト=直接的コストの情報を管理してくことが、保全計
画の支援にどのようにつながるのかを見てきました。

次回は、保全計画と「間接的コスト」の関係について検討したいと思います。


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  2.お取り寄せチャレンジ!
    (第5回 COEDOビール 紅赤)
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日頃「ちょっと気になる・・・」とは思っていても、なかなか購入には至らな
かったりすることってありませんか?
この「お取り寄せチャレンジ!」企画は、エコニティ社員たちがローテーショ
ンでそんな商品を取り寄せては、ああでもないこうでもないと、レポートする
という企画です。

※これを試してほしい、などのリクエストも随時受け付けております。

8月ももうじき終わり、各地で悪天候が続いてはいますが、まだまだ暑いです
ね。

そんな残暑にこそ味わいたいのが、美味しいビール!
ということで、5回目となる今回は、

「COEDOビール 紅赤」

をお取り寄せしてみました。

90年代中頃から始まった地ビールブームも、いまや一時のブームではなく、
「クラフトビール」というひとつのジャンルとして確立され、全国各地に沢山
のブルワリー(醸造所)があります。

蔵ごとに味が違う。原料や製法の違いで味も香りも様々・・・
焼酎や日本酒などであれば当たり前の常識が、ビールの世界でもようやく定着
したのは、ビール好きにとっては嬉しいことです。

埼玉県は川越に醸造所を構えるCOEDOビールも、独自のビールを製造しています。
その中でも特にオリジナリティー溢れるビールといえば、

「さつまいも」

を主原料として作られた「紅赤」というラガービールでしょう。

ビールといっても、原料がさつまいもであることから、酒税法上日本では発泡
酒の扱いになるようです。
ちなみにさつまいもからビールができるというのは、実は私恥ずかしながら知
りませんでした。ですので、この「紅赤」が届くのがとても楽しみだったので
す。早く飲んでみたい!

というわけで、届いたビールを早速開栓してみたところ・・・

色はやっぱり赤い?というか、赤みがかった茶色をしていました。エール(ビ
ールの種類です)に近い色合いです。
とても綺麗な色なので、瓶のままではなく透明なグラスに注ぐことを断然オス
スメします。
香りはさつまいもを思わせる甘さなどは特に感じません。

さて肝心のお味の方はというと、実にまろやか、かつ深いコクがあり、そして
どことなく甘みも感じました。これがさつまいもの力か!
ビール独特の苦味も少なく、想像していたよりもかなり飲みやすかったです。
ゴクゴクと一気に飲み干してはもったいない、じっくりと味わって飲むビール
だなあ、と強く思いました。

今回取り寄せたビールは6本セットになっていて、この「紅赤」のほかに、

・瑠璃(ピルスナー、いわゆる一般的なビールの種類です)
・伽羅(インディアペールラガー、琥珀色のビールです)
・白(ヴァイツェン、白ビールです)
・漆黒(ブラックラガー、黒ビールの一種です)

などがありました。
どれも日本の「色」にちなんでいて、それぞれのビールにぴったりなネーミン
グですね。

ビール好きな方へのご贈答にもよいですが、頑張った自分へのご褒美ビールと
して、たまには奮発してみるのもいいかもしれません。


COEDO(コエドビール)
http://www.coedobrewery.com/

今回の購入先はこちら
ドラジェ(dragee)
COEDOビール(6本セット)
¥2,580(税抜・送料込み)
http://item.rakuten.co.jp/tamaki-web/1478016/#1478016

※ラガーとエールって何が違うの?という方への豆知識
一口でいうと、発酵の仕方の違いです。
ラガーは麦芽を使用して酵母を低温でじっくり熟成させる下面発酵、
エールは大麦麦芽を使い、酵母を常温・短時間で発酵させる上面発酵
COEDOビールは全種類ラガーですが、エールも美味しいですよ!


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  3.エコニティからのお知らせ
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■インストーラの問題について
8月半ばに行われた、MicrosoftのWindowsUpdateの関係で、一部のインストー
ラが利用できなくなる、という現象が試用版、製品版ともに発生いたしました。
現在随時対処をしております。
試用版については対処が完了しておりますので、以下のURLよりダウンロード
可能です。

http://www.econity.co.jp/setsubi/takumi_download.html

製品版についても、該当のお客様に随時ご案内しておりますが、もし問題が発
生して早急に対処が必要だという場合にはお問い合わせください。

ご迷惑おかけして申し訳ありません。

■新規導入コンサルティングモニターキャンペーンについて

先月ご案内いたしました「新規導入コンサルティングモニターキャンペーン」
は、8月29日をもって終了させていただきました。
皆様からのお問い合わせ、ご協力ありがとうございました。

なお、新規導入コンサルティング自体は、年末ごろまでを目途に、サービス化
するかどうかを検討して、サービスとしてリリースする場合には、また別途ご
案内いたします。


■「点検管理の匠」タブレットPC版・「匠のメンテナンスタブレット」試用版
とタブレットPCのお貸出し

「点検管理の匠のタブレットPC版」「匠のメンテナンスタブレット」を自分の
持っているタブレットで試すことができないか」
というお客様は以下のURLよりダウンロードできます。

http://www.econity.co.jp/tenken/index.html#S5

http://www.econity.co.jp/setsubi/trial.html#tab_maint

(GooglePlayに登録されているので「点検管理の匠のタブレット」「匠のメン
テナンス タブレット」で検索していただいてもかまいません)

対象機種は、解像度1024×600、1280×800の7インチタブレット、
AndroidOS3.2以上です。
画面崩れはありますが、上記解像度をほぼ満たす、AndroidOSのスマートフォン
でもご確認は頂けると思います。(動作保証はしておりません)

試用版で入力したデータと連動させたいお客様は資料請求をお申し込みくださ
い。(資料請求のCDの中に、接続方法の記載があります)

※タブレットや高解像度のスマートフォンがない場合、タブレットPCをお貸出
しにも対応しています。
ただし、台数が限られておりますので、貸出中の場合にはご容赦ください。


■デモンストレーションの対応について

ご訪問して「設備管理の匠」「匠のメンテナンス タブレット」「点検管理の
匠」デモンストレーションのご依頼に随時対応しています。
地域によってはご訪問までにに少し時間がかかることもありますが、できる限
り調整してお伺いいたします。ご希望の方はご連絡下さい。


■オンラインデモについて

「試用版を使っているけれど、使い方がよくわからない」
「アドバイスが欲しい」

などのご希望がある場合でも、デモに来てもらうほどではない、ということも
多いと思います。
そんなときに、ご活用いただきたいのは「オンラインデモ」です。
私どもエコニティで操作するパソコン画面を、自分のデスクに座ったまま見る
ことができますので、気軽にわからないところの確認をすることができます。

詳しくは以下のURLをご覧ください。

http://www.econity.co.jp/setsubi/online_demo.html



<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468


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4.編集後記
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お知らせのところにも記載しましたが、先日、WindowsUpdateの関係で、イン
ストーラが利用できなくなってしまい、皆さまには大変ご迷惑をおかけいたし
ました。
これまでは、WindowsUpdateに伴う問題はほとんどなかったのですが、今回、
大きなトラブルとなってしまいました。
最初は、MicrosoftのWindowsUpdateのバグ(起動しないという情報)が報じら
れ、その影響かと考えて、対処が混乱し、遅れてしまいました。
まことに申し訳ありません。
現在、対処中のインストーラもあるのですが、とりあえず試用版は対処を完了
しています。
もし、これをお読みの方の中でもインストールがうまくいかないようでしたら、
試用版は下記URLよりダウンロードしてください。

http://www.econity.co.jp/setsubi/takumi_download.html

製品版についてインストールに問題がある場合には、別途ご相談ください。

それから現在、「設備管理の匠」「点検管理の匠」のバージョンアップ版を準
備しています。
製品版をご購入の方には近日中に別途ご案内する予定なので、よろしくお願い
いたします。

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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

ブログ:http://setsubitakumi.blog.fc2.com/

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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