メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2013年10月号
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 ◎ 目次                
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1.「設備管理の匠SQLサーバ版」販売開始のお知らせ
2.設備情報管理のポイント(第67回)
3.エコニティからのお知らせ
4.編集後記


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  1.「設備管理の匠SQLサーバ版」販売開始のお知らせ
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今回はまず、新商品のお知らせです。
10月16日より新商品「設備管理の匠SQLサーバ版」の販売を開始しました。
それに伴って、キャンペーンも実施しております。

従来、「設備管理の匠」はデータベースにAccess形式のmdbファイルを利用し
ていました。
mdbファイルはファイル形式のデータベースなので非常に扱いが簡単です。
1台のパソコンですぐ利用できたり、社内のファイルサーバなどにmdbファイ
ルをおくことで利用できたりと、特別なサーバ用ハードウェアが不要でした。

しかし、たくさんの人数での利用、広域のネットワーク上で利用、大規模な
データを取り扱ったりすることに難がありました。
そのため、1拠点のネットワーク上で数名~10名前後までの利用を推奨して
います。

一方、これまでにお客様から、

・離れた拠点で利用できるようにしたい
・利用する人数がかなり多くなりそう。
・データ量が多くなる

などのご相談を受けて、お客様毎個別に、SQLサーバに対応するバージョンを
作成してご提供してきました。

今回、これまでの対応内容をまとめ、さらに機能を付加して正式に「SQLサー
バ版」としてリリースすることにいたしました。

特に、次のようなお客様にお勧めすることができます。

・本社にサーバを置き、全国複数の拠点でシステムを利用したい。
・利用する人数がかなり多くなる(数十人規模になる)。
・すでに「設備管理の匠」を複数拠点で利用しているお客様で、各拠点のデ
ータを統合管理したい。

一つのポイントは、「拠点管理機能」です。

A,B二つの拠点で運用したい場合、拠点ごとに表示される機器台帳や普段利用
する分類が異なることがあります。
これまでの「設備管理の匠」では、拠点によって表示を変えることはできま
せんでした。
しかし「拠点管理機能」により、拠点別の表示・マスタ管理と、全体の統合
表示・マスタ管理を使い分けることができます。

このような機能を含め、より幅広くお使いいただくことを想定しています。
詳しくはホームページをご覧ください。

http://www.econity.co.jp/setsubi/takumi_sql.html


リリースに伴って、SQLサーバ版のキャンペーンを行なうことになりました!
キャンペーン内容は次の通りです。
(2013年11月30日まで)

◎SQLサーバ版新規ご導入のお客様:

本体ライセンス通常価格480,000円(税別)→特別価格380,000円(税別)

拠点ライセンス通常価格78,000円(税別)→特別価格50,000円(税別)


◎標準版からSQLサーバ版載せ替えのお客様:

載せ替えの通常価格360,000円(税別)→特別価格260,000円(税別)

拠点ライセンス通常価格78,000円(税別)→特別価格50,000円(税別)でご
提供

※すでに標準版で複数ライセンスをお持ちのお客様は、拠点ライセンスに変
更して統合利用することができます。
拠点ライセンスに変更した場合、上記拠点ライセンス費用は不要です。
(ただし、データ移行作業が必要な場合費用を頂戴することがあります)
詳しくはご相談ください。

ご興味のある方は、以下の連絡先までご連絡ください。
詳しくご説明することも可能です。

TEL:03-3865-1468
Mail:takumi@econity.co.jp


これまでより、さらに選択肢が増えた「設備管理の匠」を是非ご利用くださ
い。

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  2.設備情報管理のポイント(第67回)
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前回も「設備情報管理のメリット」の中で、「設備・保全教育コストの削減」
についてご説明させていただきました。

「設備管理分野」はその業務構造上、設備情報管理によって「設備・保全教
育コストの削減」につながりやすいと思われます。

IT業界や、ゲーム業界など変化が激しい業界では、数年前の常識やノウハウ
が現時点では全く通用しない、ということも珍しくありません。
一方、設備管理の業務では、投資した設備機器は、かなり長く使い続けるこ
とが前提です。
減価償却で考えても、短いもので5年程度、長いものは15年にのぼるものもあ
ります。
実際、数十年使っているような機械もあるようです。

そうなると、過去の情報の蓄積がそのまま生かせる可能性も高くなります。

このような話をさせていただきました。

さて、設備管理業務では情報管理をすることによって「設備・保全教育コス
トの削減」というメリットが得られやすい、ということは前回のご説明であ
る程度ご理解いただいたかと思います。

そうなると、問題は費用対効果、ということになります。
つまり、情報管理にかかるコストと、削減できる設備・保全教育コスト、比
較するとどちらに軍配が上がるのか、ということです。

まず、情報管理にかかるコスト、とは以前のメールマガジンでもお伝えしま
した通り、以下のようなものが挙げられます。

■設備情報管理運用にかかるコスト(/月)→項目C

 *データの追加・修正などの日々の入力コスト
  *人員が入れ替わった場合の教育コスト
  *コンピュータソフトや設備を利用している場合にはその保守コスト

 など

■設備情報管理導入にかかる初期コスト→項目D

 *初期データを入力、または整理するためのコスト
 *初期教育コスト
  *コンピュータソフトや設備を利用するいる場合にはその購入コスト

 など

特に運用コストに関しては、イレギュラーなことも発生するので、見積もっ
たコストの1.3~1.5倍くらいの係数をかけて、大きめに見積もっておくこと
をお勧めします。

一方、削減できる「設備・保全教育のコスト」はどのように見積もることが
できるでしょうか?
これは、なかなか難しい問題です。
まず、どんな教育コストが考えられるか挙げてみます。

項目K:OJTを行うために必要なコスト
項目L:引き継ぎ資料・説明資料を作るのに必要なコスト
項目M:新任担当者が情報を探すために必要なコスト
(設備管理業務の場合、座学はあまり一般的ではないのでここでは検討から
除外します。)

それぞれのコストについて、少し説明いたします。

■項目K:OJTを行うために必要なコスト

まず、OJTを受ける人(新任担当者)は、そもそも必ず「学習」をしなければ
業務ができないと思われるので、OJTのコストとしては無視いたします。

問題は、OJTのトレーナー、教育をする側のコストということになります。

OJTでは、通常業務を遂行しながらの教育、ということになります。
従って、OJTのトレーナーも全面的に時間を割くわけではありません。
一人で作業を遂行した場合に比べてかかる余分な時間が、OJTにかかるコスト
ということになります。

ただ、これを厳密に算定することは難しいと思われます。

従って、組織ごとの状態を考えてそれぞれでパーセンテージを考えてくださ
い。
例えば、業務の20%をOJTに充てている、などの仮定が必要になります。

20%の場合、

トレーナーの1ヶ月の就業時間×20%×1カ月当たりの単価

が1カ月当たりのコスト、と考えられます。
就業時間が160時間とすると、32時間程度はOJTに費やされる計算になります。
OJTを半年程度行うとすると、コストは192時間×単価、ということです。

ただ、これは一人の業務に対してかかる時間です。
保全担当者が複数いる場合、数年単位で考える場合などトータルで考える
と、さらに膨れ上がります。
例えば3人の担当者がいて、その担当者が5年かけて順次入れ替わるとしたら、
5年間の間に、その3倍程度コストがかかる可能性があるということです。


■項目L:引き継ぎ資料・説明資料を作るのに必要なコスト

後任の担当者のために、資料を作るためのコストです。
これは単純に言えば、作成作業者の人件費が問題ということになります。

ここでは、仮に担当する設備ごとに資料を作る、という仮定で考えてみます。
つまり、

1台あたりの資料まとめ時間×台数

という考え方で時間を割り出すことができます。

具体的には、設備ごとに、管理のポイント、関連資料の整理、過去の状況の
メモなどを作っていくという作業が考えられます。
この作業は、人により、状況により、時間の掛け方が大きく異なると思いま
す。
そのため、やはり組織ごとの事情を勘案して計算して下さい。

例えば、1台あたり1時間程度、200台の設備の資料をまとめると考えると、
200時間かかる、という計算になります。

すべての設備の資料を、同じ時期にまとめることがなくても、将来引き継ぎ
を行うとしたら、資料のまとめが必要になる可能性は高いと言えます。


■項目M:新任担当者が情報を探すために必要なコスト

これは、新任担当者が業務を引き継いだ後、知識不足等によって必要な情報
を探すために発生するコストです。

例えば資料を探す、人に聞く、実地に調べるなどが考えられます。

これは、以前ご説明した「情報へのアクセス(情報探索)」に関わるコスト
の一種です。
発生するコストの計算方法は次のようになります。

新担当者の情報探索時間-旧担当者の情報探索時間

例えば旧担当者なら平均10分で情報を引き出せたのが、新担当者では平均30
分かかっている、という場合には「20分」が余分なアクセスコストです。
これが、月平均でどの程度発生するかを考えると、コストが算出できます。

さて、結構長くなってしまいましたが、これらの項目の関係性、設備情報管
理によってどのようにコストが削減できる可能性があるかについては、次回
ご説明します。


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  3.エコニティからのお知らせ
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■「点検管理の匠」タブレットPC版・試用版とお貸出し

「点検管理の匠のタブレットPC版を自分の持っているタブレットで試すこと
ができないか」
というお客様は以下のURLよりダウンロードできます。

http://www.econity.co.jp/tenken/index.html#S5

対象機種は、解像度1024×600、1280×800の7インチタブレット、
AndroidOS3.2以上です。
画面崩れはありますが、上記解像度をほぼ満たす、AndroidOSのスマートフ
ォンでもご確認は頂けると思います。(動作保証はしておりません)

また、試用版で入力したデータと連動させたいお客様はご相談ください。

※タブレットや高解像度のスマートフォンがない場合、タブレットPCをお貸
出しにも対応しています。
ただし、台数が限られておりますので、貸出中の場合にはご容赦ください。


■新商品について

11月~12月頃に「設備管理の匠英語版」をリリース予定です。
機能は基本的には同じですが、項目の表示、内部メッセージなど全て英語化
され、英語OSに対応しています。
今のところ、弊社のサポートの関係で主に日系の海外施設での利用などを想
定しております。

詳しくはまた別途ご案内いたします。
資料などご希望の方は、でき次第お送りいたしますのご連絡ください。


■オンラインデモについて

「試用版を使っているけれど、使い方がよくわからない」
「アドバイスが欲しい」

などのご希望がある場合でも、デモに来てもらうほどではない、ということ
も多いと思います。
そんなときに、ご活用いただきたいのは「オンラインデモ」です。
私どもエコニティで操作するパソコン画面を、自分のデスクに座ったまま見
ることができますので、気軽にわからないところの確認をすることができま
す。

詳しくは以下のURLをご覧ください。

http://www.econity.co.jp/setsubi/online_demo.html


■デモンストレーションの対応について

「設備管理の匠」「点検管理の匠」デモンストレーションのご依頼に随時対
応しています。
ご希望の方はご連絡下さい。


<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468


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  4.編集後記
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このメールマガジンも、考えてみると早いもので5年以上継続して続けていま
す。
内容を充実させようと、四苦八苦していますが、まだまだ改善の余地がたく
さんあると思っているところです。

ただ、長く続けていると、内容も結構たまってきます。
バックナンバーをホームページ上に載せているのですが、つい先日もお客様
からもう少し見やすくまとめてもらえないか、というお話を頂くことがあり
ました。

そこで、このメールマガジンの「設備情報管理のポイント」の内容を中心に、
ブログを作ることを企画しています。
まだ具体的に、いつ、とは決めていませんが(本当にいつまとめられるんだ!
という感じですが)、内容も多少改定して、より見やすい形で過去の情報も
ご覧いただけるようにしようと思っています。
準備ができたら、また正式にご案内いたします!

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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡
下さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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