? メールマガジン2011年08月号|エコニティは低価格の設備管理システム、設備点検システムを提供し、工場や施設の設備管理業務を支援します。

メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2011年8月号
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 ◎ 目次                
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1.設備情報管理のポイント(第44回)
2.「北海道のうまいもん」(第42回)~シューバーガー~
3.設備管理の匠Q&A
4.エコニティからのお知らせ
  ・お盆休みについて
  ・展示会について
  ・デモンストレーションの対応について
5.編集後記

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  1.設備情報管理のポイント(第44回)
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前回もMECE(ミーシー)について説明をしました。
もう一度おさらいすると、MECEとは物事を分類するときに、「重複や漏れがな
い」ようにすることです。
このMECEを使うことでデータの定義が明確になり、標準化しやすくなります。
しかし、一見「重複や漏れがない」ように分類をつくったつもりでも、うまく
いかないことがあります。

ある見方をするとこちらの分類に該当するが、別の見方をするとあちらの分類
に該当するのでは、、、という悩ましいケースです。
これは、分類の中に二つ以上の違う見方=次元の内容が含まれているために起
こります。
前回は「一次的原因」「真因」という例でご説明しました。
(厳密にいえば、重複があるということになりますね!)

つまりMECEを使うためには、
「対象となる分類が同じ次元でなければならない」
という前提が必要なのです。
逆に言えば、MECEを意識するということは、同じ土俵でデータを取り扱うこと
ができるか考えなければならないので、必然的にデータ標準化につながるので
す。

このような説明をしてきました。

さて、このデータ標準化の話、随分長く続けてきました。(途中、中断があり
ましたが昨年末からです!)
私の文章がこなれていないため、私自身が読み返しても、分かりにくい部分が
あったと思います。
そのため、お読みいただいている方の中には、一体何の話題だったか、
どんな事を話していたのか混乱されている方もいるかもしれません。

そこで、先に進むのはひと段落して、今回はデータの標準化について整理して
みましょう。

もともと、「データの標準化」とは、設備情報管理を進める具体的な手順の中
の一つとして説明しています。手順とは、

1)目的を決める。
2)仮説を立てる。
3)範囲を決める。
4)データを標準化する。
5)収集の手続きを決める。
6)利用の手続きを決める。
7)運用する。
8)レビューを行う。

この手順の4)ということです。

データの標準化がなぜ必要なのでしょうか。
情報管理をする上で、データはただ保持しておけばよいわけではなく、

「使える状態にしておく」

ことが重要だからです。
データが使える状態とは仮説を検証するための「分析」がしやすい状態、
ということでもあります。
「分析」とは何か、と言えば、多くの場合「比較」なのです。
ですから、「データの標準化」はデータの「比較」のために行う、と言っても
よいと思います。

もし、データをただ漠然と集めてきたとして、そのままの状態で利用できるで
しょうか?
例えば、日々各担当者から日報を集めていたとします。
これも立派な「データ」なわけですが、なかなか分析に利用しにくいこともし
ばしばではないでしょうか?
利用する場合には、誰かが少なくとも頭の中で

「そういえば、以前に比べると、似たような異常の発生が増えているな」

こんな形で、頭に整理されているデータと比較しているのではないかと思いま
す。

この作業が、実はデータの標準化に直結しています。

データの標準化とは、

・データを管理したいフィールドに分け、バラツキをなくしていく

と定義しましたが、要するにデータを比較しやすくするための手法です。

比較のために、データ構造を考えます。

・カテゴリ→(管理)対象→属性→(属性)値

「データを管理したいフィールドに分ける」とは、乱暴に言ってしまえば、
データを細切れにし、データ構造に当てはめるということです。
よりせまい意味で言えば、「属性」に分けて考えるということです。

例えば故障データについて、

・発生の日時
・発生箇所
・現象
・程度
・原因
・発生理由

このような属性(フィールド)で整理することができます。

ただ、これだけでは標準化として十分ではありません。比較できるようにする
ためには属性の「型」(ルール)を決めなければなりません。
これが「データの定義を明確にする」ということです。

当然、型に合わないデータもあります。
それをうまく型にあうように変形させるのが、

「バラツキをなくす」

ということです。

日付一つとっても、年月のだけでよいのか、年月日が必要なのか。
西暦なのか和暦なのか、細かい話ではありますが、いざ利用しよう、比較しよ
うとなると、こうしたことがボトルネックになる場合があります。
利用するためには型(定義)を決めて、データをその定義に合わせなければな
りません。

バラツキをなくす作業には、色々なやり方がありますが、2つ方法をご紹介し
ます。

一つは

「定義は尺度である」

という考え方を利用する、ということです。
そもそも、目的はバラツキをなくすための変形作業なわけですから、
「型」は、どのように変形するか、という基準でなければならないのです。
逆に言えば、基準にならないような定義の作り方では、少なくともこのバラツ
キをなくす、という目的には合致しない、ということになります。

もう一つは、

「MECE」

の利用です。
「MECE」とは、物事を分類するときに

「重複や漏れがない」

ようにすることです。

フィールド(属性)の中には、より比較しやすくするために「分類」という、
細かい「型」に押し込んだ方がよい場合があります。
重複や漏れがないということは、属性がどれか一つの分類にのみあてはまると
いうことです。
つまり、曖昧さを排除して明確に定義ができる、ということになります。
ですから、「MECE」がバラツキをなくすことにつながります。

ただ、「MECE」を取り扱う場合には次元が一緒、すなわち、同じ属性の中で取り
扱うことが前提です。違う種類の属性を一緒に考えると、曖昧さにつながってし
まい、かえって混乱を招くかもしれません。

以上、データの標準化について、整理しましたがいかがでしょうか?

「なんだか、やっぱり分かりにくいなあ」

と思う方もいらっしゃると思います。

ただ、それほど難しく考える必要はありません。
言いたいのは、

「データを利用できる(比較できる)状態に整理しましょう」

ということなのです。
恐らく、どんなかたも何か分析する場合、頭の中で行っている作業です。
ポイントは、その頭の中で行っているその整理作業を少しでも意識することで
す。
頭の片隅にでも意識していただくと、この次にご説明するデータ収集が楽に進
むと思います。

ということで、次回からはデータ収集についてご説明します。


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  2.「北海道のうまいもん」(第42回)~シューバーガー~
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今回は「シューバーガー」を紹介します。

去る7月30日、31日に北海道事務所のある江別市野幌地区で「市民まつり
in 野幌」と「えべつ北海鳴子まつり」が行われました。

焼き鳥やビールのお店が出店している中、気になったのが「シューバーガー」
大きな声で売り歩いていた事もありますが、その肩書きにも注目です!

「江別B級グルメ選手権大会 EBE-1グランプリ 準グランプリ受賞」

このお祭りが行われる少し前にあった「江別B級グルメ選手権大会」。
私が行きたかったけれど行けなかったイベントで、入場者数は2日間で
2万人以上に達したそうです。

売り切れが続出したというイベントのしかも準グランプリを受賞したモノがこ
んな所で食べられるとは思っていなかったので周りの人達につられて買いに行
きました。
販売していたのは焼肉徳寿野幌店、北海道事務所の近くにある焼肉店です。

正式な名前は「江別じゃが明太シューバーガーモッツレラチーズのせ」

スイーツではないんですね~

ハンバーガーのパン部分がシュー皮で中には・・・
ポテトサラダ?、タラコ、チーズ、ベーコンは挟まっていました。
ベーコンが美味しかったのと、モッツレラチーズがシュー皮の中はとろっとし
ていてシュー皮の外側ではカリッとしていたのが私好みでした。

ちなみにお一つ300円
ハンバーガーとは違い、1つでお腹いっぱい!というわけにはいきませんが、
小腹がすいた時には良いかもしれませんね。

「シューバーガー」次回、お目にかかるのはいつになるでしょうか・・・


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  3.設備管理の匠Q&A
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Q.
「設備管理の匠」の試用版と製品版の違いは何ですか?
また、ネットワーク上で試用版を試すことができますか?

A.
資料請求をいただいた方には、CDで「設備管理の匠」の試用版をお渡ししてい
ます。
実はこの試用版は製品版と機能は基本的に一緒です。
(例外的に、一括入力の際の制限があります)
違っているのは、機器台帳やマスタ関連のデータが「50」までしか新規登録で
きないという制約だけです。
ですから逆に言えば、バージョンさえ同一ならば「製品版」で作ったデータを
コピーして試用版で確認することも可能なのです。
実際に、本体の製品版データベースは会社内のファイルサーバにおいて、閲覧
用としてノートパソコンに試用版をインストールし、本体のデータベースをコ
ピーして、閲覧するようなお客さまもいらっしゃいます。
(なお、試用版であってもライセンスファイルを入れれば「50」の制約も解除
されます)

ですから、ネットワークでの機能も製品版と同様に確認が可能です。
具体的には、

1)試用版のインストール先のフォルダ(通常は「設備管理の匠」フォルダ)
の中のDataフォルダを、ネットワーク上のハードディスクにコピーする。
(ネットワーク上のファイルサーバなどを利用する場合、クライアントPC側か
らそのフォルダに書き込みができることが条件です)

2)設備管理の匠の「各種設定」画面を開き、「データベース名称」の
「ファイル指定ボタン」をクリックして1)でコピーしたネットワーク上の
Dataフォルダの「Trim-I.mdb」に変更する。

3)同様に「画像データ保存フォルダ」も「ファイル指定ボタン」をクリック
してネットワーク上のDataフォルダの「Pic」フォルダを指定する。

なお、ネットワーク上のハードディスクにコピーする場合にはあらかじめ
Dataフォルダのサイズなどを確認するなど、コピーしても問題がないかを確か
めてください。

また、データベースの性格上、ネットワークのスピードにかなり影響を受けま
す。
例えば、遠隔地にファイルサーバがある場合などはかなりスピードが落ちる可
能性があるので、構内LANなどで確認されることをお勧めいたします。


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  4.エコニティからのお知らせ
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■お盆休みについて

弊社では決まったお盆休みはありませんので、8月も通常営業です。
ただ、個別に夏休みをとることがありますのでご了承ください。


■展示会について

11月に展示会に出展いたします。

http://www.jma.or.jp/next/index.html

ご興味ある方には招待状をお送りできますので、お問い合わせください。
また詳細は随時ご連絡いたします。


■デモンストレーションの対応について

エコニティでは、「設備管理の匠」デモンストレーションのご依頼に随時対応しています。
ご希望の方はご連絡下さい。

<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

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  5.編集後記
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今月は発行が非常に遅れてしまって申し訳ありません。
思いのほか、7月下旬から8月上旬にかけて思いのほか涼しい夏となり、特に節
電で頭を悩まされている方にとっては、非常に幸運であったように思います。
ただ、これからはまた暑い夏が戻ってくるようです。
節電はもちろんですが、健康に影響がないようにご自愛ください。


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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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