? メールマガジン2011年01月号|エコニティは低価格の設備管理システム、設備点検システムを提供し、工場や施設の設備管理業務を支援します。

メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2011年1月号
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 ◎ 目次                
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1.新年のご挨拶
2.設備情報管理のポイント(第37回)
3.エコニティからのお知らせ
  ・Windows7版について
  ・デモンストレーションの対応について
4.編集後記

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  1.新年のご挨拶
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あけましておめでとうございます。
昨年も皆様には色々とお世話になりました。御礼申し上げます。

さて、年初に当たり、今年エコニティで実現したいと考えている目標をご説明
したいと思います。

まず第一に情報管理支援サービスの充実です。
私どもはもともとソフトウェアの開発会社です。
そのため、これまで「設備管理の匠」や「点検管理の匠」などのソフト開発と
販売やその他の受託ソフトウェアの開発などを行ってきました

ただ、近年、「設備管理の匠」をもっと活用していただくために、
情報管理を積極的にサポートしなければならないのではないか?
という思いが強くなってきました。
お客様にお伺いしても、うまく活用していただいている場合もある一方、
なかなかうまく使えていない、という事例も少なからず見聞きしてきました。
それは、ソフトの使い方というよりも、情報管理の考え方そのものに原因があ
るのでは、と思うようになっています。

そこで、単にソフトウェアを販売するだけでなく、活用が進まないお客様には
、情報管理の支援サービスを行っていこうと計画しています。
具体的には、メール・電話・訪問など段階を分けて、お客様の情報管理の状況
を確認し一緒によりよい方法を考えることから、場合によっては定期的に講習
会などを行うことも考えております。
つまり、ソフトを買っていただくだけでなく、活用するという面にも軸足を置
いてサービスを展開しようというのがまず第一の目標です。

現在、サービスメニューの体系化と、それに伴うドキュメントの見直しを進め
ているところです。
詳細は春までにはご連絡いたします。

それから第二にソフトウェアラインナップの充実です。
これまで「設備管理の匠」「点検管理の匠」のほか、いくつかのオプションを
提供していますが、今年はそのメニューをさらに拡大したいと思っています。
お客様のご要望にカスタマイズで対応させていただく局面も多いのですが、
オプションや関連ソフトウェアにより、低価格でご要望にできるだけお応えで
きるようにしたいと思います。
具体的には細かい機能のオプション化や、運転時間管理、部品管理、計画支援、
分析支援などのソフトウェアメニューを予定しています。
こちらは順次、ラインナップの紹介をしていきたいと思います。

三つ目は情報提供の充実です。
お客様から、資料や試用版だけではわからない、というお話をいただくことも
多いのでその点を少しでも解消したいと思っています。
このメールマガジンについてもよりコンテンツを充実させるとともに、ホーム
ページの改定、マニュアル類の充実、さらに「設備管理の匠」や情報管理等に
ついてのセミナーを各地で開催していくことも計画しています。
セミナー開催はまだ具体的な計画にまで落とし込まれていませんが、準備がで
き次第ご案内したいと思います。

限られたスタッフの中、どこまでこの目標を達成できるかは一つのチャレンジ
だと思っています。
スタッフ一丸でこれらの目標を可能な限り達成し、設備情報管理を提供する
ソフトウェア・情報サービス会社に近づきたいと思っています。

皆様には引き続き、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
ご意見やご要望、ご質問などのメール、お電話もお待ちしています。

それから、社内事情で恐縮なのですが、このメールマガジンですが、今年から
月初(1日~5日頃)の発行に変えさせていただきたいと思います。

それでは、本年もどうかよろしくお願いいたします。


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  2.設備情報管理のポイント(第37回)
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前回はデータの標準化について説明を始めました。
データの標準化とは、データを情報として活用していくために、使える状態に
してくことです。
たとえて言えば、料理の下ごしらえのようなものです。
ところが、設備管理データを作成する場合、この「下ごしらえ」をしていない
ことがよくあります。

というのも、情報管理のためにデータを記述が管理したい「対象」中心になり
がちだからです。
ある設備の情報管理をするんだ、と思ってしまうと、
「その設備の属性は何だ?」
と考えてしまうのです。

何が問題なのでしょうか?
問題の一つは、対象ごとに同じことを意味していても違う表現になっているこ
とです。
例えば、「ポンプA」では「寸法」、「ポンプB」では「サイズ」という記載に
なっていることがあります。
これらは同じ属性を表現しています。
しかし、「ポンプA」「ポンプB」それぞれバラバラに考えると、
「寸法」「サイズ」は統合されず、別の項目として取り扱われてしまう可能性
があるのです。
すると、何か比較をしたい場合には非常に不便なのです。
と、ここまでお話ししてきました。

今回からは、何をすれば「データを標準化」したことになるのか、ということ
を考えたいと思います。

その前に、

「いったい、「データの標準化」とは何ですか?」

という疑問にお答えしたいと思います。
簡単に言えば、

・データを管理したいフィールドに分け、バラツキをなくしていく

という作業のことです。

具体的にこの内容を見ていくためには、まずデータの構造を考えなければなり
ません。
データ構造といっても色々な考え方はありますが、ベースとなるのは、

・カテゴリ→(管理)対象→属性→(属性)値

という構造です。

「カテゴリ」とは情報管理すべき範囲ないし目的ということです。
一口に「設備の情報管理をする」といっても、取り扱うべき内容は漠然として
います。
それが「設備の仕様」なのか、「設備の点検結果」なのか、「設備の故障」
なのか、「設備のコスト(ライフサイクルコスト)」なのか、など切り口が
色々あります。
その切り口の定義が「カテゴリ」に相当します。
つまり、どんなデータが必要なのかということです。
事前に「仮説」が検討されていれば、その方針に沿ったカテゴリーを設定する
ことになります。

次に「対象」です。
これはその言葉通り、データを管理すべき対象ということになります。
ただ設備情報管理の場合、「ポンプNO1」「空調機NO1」「成形機NO1」など
設備(機械)そのものが対象なのか?と言えば、必ずしもそういうわけではあ
りません。
カテゴリに沿って対象は定義されることになります。
例えば、カテゴリが「設備の故障」であれば、設備の故障という事象一つ一つ
が管理すべき対象です。

そして「対象」についてもう一つ気をつけたいことがあります。
それは、「情報管理をしたいものが何か」ということです。
この点が標準化の第一歩です。

色々な現場でお話をさせていただくと、それぞれに用語の定義がかなり違うこ
とがあります。
私個人的には、一般的に

・工程→設備→装置→単体機器→部品

このようなイメージではないかと思っています。
しかし実際には組織や施設によって、この使い分け、用語が様々なようです。
(極端に言うと、同じ施設でも人によって定義が若干違っていることもあるよ
うです)
上にあげた例のように管理すべき対象を、「設備の故障」とすると、
その「設備」が何か、という共通な理解が、少なくとも情報管理するグループ
内では、できていなければなりません。

さらに付け加えると、そこで定義した対象が本当に仮説を満たす対象なのか、
ということも問題になります。
「設備の故障」を管理するといっても、データ収集のターゲットにしたいのは、
設備の構成要素である単体の機器であるかもしれません。
どんな階層(レベル)で対象をとらえるか、というのは後々の分析の際に、
影響を与える可能性があります。

なかなか、こうしたことを厳密に考えるのは難しいことですが、これはデータ
の標準化の一つの重要なポイントです。

先ほどデータの標準化は「バラツキをなくすことだ」と説明しました。
その観点から言えば、管理すべき対象の認識やレベルが異なっていると、
当然ながら収集できるデータの内容にバラツキがでる可能性は非常に高くなり
ます。
従って、データの標準化する際、この対象について考えることは欠かせないの
です。

厳密に定義することが難しくても、少なくともデータを扱うグループ内で、
できる範囲で「対象とは何か」「対象のレベルは問題ないのか」ということの
共通理解を作っておくことが重要だと思います。

続きはまた次回ご説明します。


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  3.エコニティからのお知らせ
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■Windows7対応版について
2010年9月7日より、「設備管理の匠」のバージョンを全面的に変えて、今後、
お送りする試用版・製品版については全てWindows7にも対応した形にしていま
す。(今までは一部機能で不具合がありました)
これまでに、試用版を入手されているお客様でWindows7上で利用したい方は、
再度お送りすることも可能ですのでご連絡ください。

■デモンストレーションの対応について

エコニティでは、「設備管理の匠」デモンストレーションの依頼に随時対応し
ています。
ご希望の方はご連絡下さい。

<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

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  4.編集後記
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冒頭にも触れました通り、今月からメールマガジンのスタイルを少し変えさせ
ていただき、月初の発行としたいと思います。
本当に事前にメールマガジンの準備をしていればよいのですが、いつも月末に
なって原稿と編集準備をするために、バタバタで、結局月初にずれこむことが
しばしば・・・。
そこで、発行を月初にずらしてしまおう、ということになったのですが、
いずれにしても、計画的に準備しないとよくないですね。。。

なお、今月はうまいもん等の連載をお休みしていますが、
来月からまた再開です。

それでは、本年もよろしくお願いいたします。



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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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